オオヒメグモ幼体を捕食しようとするセンショウグモ
(17.8MB, 00:03:28)撮影日:2021/07/24
撮影場所:日本
本多美樹
(MIKI HONDA)
2023/04/28登録
種類:センショウグモ,
Ero japonica
キーワード:センショウグモ 捕食 オオヒメグモ 自切 盗み食い
動物界 >節足動物門 >クモ綱 >クモ目 >センショウグモ科 >センショウグモ属 >
もしくは動物界 >節足動物門 > >クモ目 >センショウグモ科 >センショウグモ属 >
①7月24日の午後11時40分頃オオヒメグモ幼体が網を張っているケースにセンショウグモを投入。
その時、オオヒメグモはショウジョウバエを捕食中だった。
ケースに入れられたセンショウグモはすぐにオオヒメグモの張った糸に飛びのって上を目指したが、その振動を感知したらしいオオヒメグモが、糸で巻いたハエを放して、糸をはじいたり、引っ張って張力を掛けたりし始めた。すると、今度は、それを感知したらしいセンショウグモがピタッと動きを止めた。
②オオヒメグモが糸をはじいたり引っ張ったりしている間は微動だにしなかったセンショウグモだが、しばらくしてオオヒメグモが、食事に戻ったとたんに動き出して非常にゆっくりと糸をのぼった。
③20分程かけてオオヒメグモに近づいてきたセンショウグモが、最初の一撃を与えたところでオオヒメグモに下に落ちて逃げられた。落ちたオオヒメグモはケースの側面の登り棒の手前で足を1本自切。もとの位置に戻ろうとするも、センショウグモが居座っているので戻れず。
④その後、日付が変わって、7月25日、午前0時39分から2時22分までの30秒間隔のインターバル撮影のタイムラプス。
午前0時56分ごろにセンショウグモが、オオヒメグモが食べ残していた糸で巻いたショウジョウバエを口にしてそのまま午前1時30分ころまで食べているのが見てとれる。
(翌日26日にオオヒメグモの糸がかけられた死骸が床に落ちているのが確認された)