カニグモに対するセモンジンガサハムシの防衛
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篠原忠
2020/05/15登録
種類:セモンジンガサハムシ,
Cassida versicolor
キーワード:カメノコハムシ カニグモ 捕食 防衛
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カメノコハムシ属 Cassidaの成虫は体の周囲に薄く張り出した扁平縁という構造を持ち,これにより捕食者による捕食を物理的に防ぐことができる.とりわけカニグモのような噛み付くタイプの捕食者に対し,扁平縁には高い防衛効果があることがわかっている.動画はセモンジンガサハムシ Cassida versicolorをカニグモ属 Xysticusの1種が襲っている様子である.扁平縁の下にハムシの脚など噛み付きやすい部位が隠され,カニグモはうまく捕食することができない.
参考文献
Shinohara, T., Takami, Y. 2020. Functional diversity and trade-offs in divergent antipredator morphologies in herbivorous insects. Ecol. Evol. 10.1002/ece3.6262