オキナワヤチグモの脱皮
(4.9MB, 00:02:27)撮影日:2001/04/25
撮影場所:沖縄県琉球大学教育学部研究室内 飼育実験
松田祐紀
(Yuki Matsuda)
2008/01/11登録
種類:オキナワヤチグモ,
Coelotes okinawensis
キーワード:オキナワヤチグモ 脱皮
動物界 >節足動物門 >クモ綱 >新蛛亜目 >ガケジグモ科 >ヤチグモ属 >
オキナワヤチグモの室内飼育実験下における脱皮(4回目)映像である。脱皮は,管状住居内(生息環境は林内崖地や倒木周辺で,崖の割れ目や朽木,石の下の隙間などに管状の住居をつくり生活する)で行なわれる。住居内で背甲面を下にして,住居上部につかまり脱皮を開始する。脱皮の仕方は、頭部前短に亀裂ができ,脱皮が始まった。子グモは,体を動かし、背甲面の脱皮を行ない,その後腹部の殻が縮むことによって,背甲の殻が完全に取れる。そのままの態勢で,体や脚を動かしながら,重力方向へ体を抜いていく。はじめは、上顎が抜け,触肢,歩脚と抜いていく。脚の脱皮が終わると,糸疣だけで垂下し,脚を伸ばしたり,曲げたり,こすったりする。その後,体をひねり,住居に脚をかけ,体をひっぱって,糸疣の脱皮で終了します。この個体は、脱皮開始から終了までに要した時間は21分17秒であった。